「千葉文化の森」DOCOMOMO Japan選定(追加)記念シンポジウム:開催案内
千葉県立中央図書館は2003年にDOCOMOMO Japan選定建築に選ばれてきましたが、2018年度の選定で新たに千葉県文化会館と聖賢堂(共に大髙正人設計 1967年)を追加して「千葉文化の森」として選定されました。
千葉県立中央図書館が新県立図書館の建設に伴って図書館の役割を失うことが決まっている中で、「千葉文化の森」の一連の建築群としての歴史的・文化的価値の理解をより深める機会にすべくDOCOMOMO Japan主催企画として記念シンポジウムを計画しました。
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日 時:2019年10月19日(土) 14:00 - 16:30
会 場:千葉県文化会館 小ホール(千葉県千葉市中央区市場町11-2)
パネリスト(登壇順/敬称略):
松隈洋(建築史家・京都工芸繊維大学教授)
増山敏夫(建築家・すぺーすますやま代表 / 大髙建築設計事務所在籍時に千葉県文化会館の設計監理を担当)
渡辺邦夫(構造家・構造設計集団(SDG)代表 / 木村俊彦構造設計事務所在籍時に千葉県立中央図書館の構造設計を担当)
参 加 費:DOCOMOMO会員・学生 500円 / DOCOMOMO非会員 1,000円(資料代)
参加申込:
件名は「千葉文化の森記念シンポジウム 参加申込」とし、参加希望者の氏名、住所(都道府県名および市町村名)、メールアドレスを記入の上、 DOCOMOMO Japan 事務局 docomomo.jp@gmail.com へ電子メールにてお申込み下さい
→ 10月4日までを当初申込〆切としていましたが、座席数に余裕がありますので、定員充足まで参加申込期間を延長しました
プログラム:
14:00 開会挨拶・主旨説明(13:30 開場)
14:10 発表① 松隈洋:「千葉文化の森」の歴史的価値
14:40 発表② 増山敏夫:千葉県文化会館・聖賢堂・千葉県立中央図書館の建築について
15:10 発表③ 渡辺邦夫:千葉県立中央図書館-プレグリッドシステムの提案
15:40 休憩
15:50 討論・質疑応答
16:30 閉会挨拶
企 画:頴原澄子(千葉大学大学院准教授)+藤木竜也(千葉工業大学准教授)
主 催:一般社団法人 DOCOMOMO Japan
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シンポジウムではパネリストを松隈洋先生、増山敏夫先生、渡辺邦夫先生にご多用の中にも関わらずお引き受けいただきました。
本シンポジウムでは、まずDOCOMOMO Japanの前代表で、加えて大髙正人に関する書籍(『建築家 大髙正人の使仕事』エクスナレッジ 2014)もある戦後モダニズム建築研究の第一人者である松隈先生からは「千葉文化の森」の歴史的価値をお話しいただきます。
さらに大髙建築設計事務所在籍時に千葉県文化会館を担当された増山敏夫先生、そして木村俊彦構造設計事務所在籍時に千葉県立中央図書館を担当された渡辺邦夫先生には、
先生方ご自身の経験ならびに大髙正人・木村俊彦がどのような考えの下で「千葉文化の森」の建築群に向き合われたのか、その建築への熱意を後進の私たちに語っていただきます。
千葉県立中央図書館が高く評価されてきたことは既に多く知られているところです。
ただ、これはどちらかというと知識的な記録であり、いわば「乾いた記憶」というように言えるものと考えます。
本シンポジウムでは、千葉県文化会館・聖賢堂・千葉県立中央図書館の建設に直接関わってこられた体験や大髙正人・木村俊彦の建築に対する姿勢や思想を知ることを通じて、「千葉文化の森」を建築という人間の営為から歴史・文化として「瑞々しい記憶」として理解を深める機会になればと思っています。
ぜひ、多くの方のご参加をお待ちしております。
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